南国でまさかの風邪〜ありきたりだけど、忘れずにいたいこと

絶対に風邪ウイルスなんていないだろ〜と思ってたら、

南国ベトナムでまさかの体調絶不調。

頭グラグラになりながら、香港経由でなんとか上海に戻る。

久々に死ぬかと思う風邪に見舞われ、

健康大事としみじみ感じる。

健康に感謝しましょうとか、

今あることに感謝しましょうとか、

頭では、そうだその通りだって思ってても、

腑に落ちて納得、心底そうだって思うには、

一度その存在がなくなるかもしれないぐらいの、

切羽詰まった境地にならないと、

結局のところ思えないのかもしれない。

たかがか風邪引いて久々に辛かっただけで、

ここまで大層にすることもないのでしょうが、

このまま日常に戻れば、

今、元気になってきたありがたさ、

美味しく食事を楽しめる味覚、

お香の香りに癒される嗅覚、

青空をみて綺麗だと思える視覚、

鳥の鳴き声が可愛く思える聴覚、

人肌の温もりに安心出来る触覚、

今、当たり前に五感が正常に機能しているだけでも、

十分に素晴らしいってことを、

きっとわたしは忘れていくと思うから。

健康な身体に感謝して、

今あることに感謝して、

ありきたりな言葉だけど、

これが当たり前ではなくて、

本当は奇跡的に素晴らしいことなんだって、

頭の片隅に置いて忘れずにいたいと思う。

そうすれば、生きていれば訪れるであろう、

不安、悲しみ、怒り、嫌な気持ちの時すらも、

必要以上に悩まずに、悲観的になり過ぎずに、

淡々と、着々と、消化していけると思うから。

そして、何かをなくしてからその大切さに気付く前に、

今ある事に感謝して、生きていけると思うから。