永遠に続かないから美しい

（ブルネイの夕日）

夕日が大好きで、

旅先では夕日の時間に合わせて行動します。

朝日も同じぐらい好きなんですが、

なかなか間に合わないので断念気味。

夕日を見ていると、

今、見ているのは永遠には続かないんだって、

今、綺麗な空を見ている目も、

聞きたい声を聞いてる耳も、

美味しいワインを味わう舌も、

永遠には続かないんだなっていつも思います。

 夕日の美しさって本当に一瞬で、

あんなに高い位置にあるから、

あと1時間は絶対に沈まないだろうって、

室内に入って1時間たってから外に出てみたら、

すっかり夕日は沈んでることしょっちゅう。

永遠に続かないことは失敗でもなくて、

変化を楽しむ大切さを教えてくれること。

夕日も美しいけど、

太陽が沈んだあとの空。

分刻みに変わるオーロラのように彩る美しい空の色は、

夕日以上に大好きな景色のひとつ。

もし明日死ぬんだったら、

あの景色を海越しに見られる場所に、

今すぐ向かいたいと思う。

その絶景も、

永遠には続かなかった夕日のおかげ。

 太陽が沈んだから見れる空の美しさ。

永遠に続かないことを嘆かずに、

その後の変化を受入れて、楽しんで、

自然の美しさを味わえるようになれるといいですね。