金メダリストから聞いた話 諦めると勝つ

水泳の金メダリストの方とお知り合いのN氏から、

面白い話を教えてもらいました。

その金メダリストの方、

今は某大学で水泳部の監督をされているそうで、

水泳部は全国トップクラス。

入部する生徒達は各都道府県から、

推薦されてくる様なエリートばかり。

そんなトップレベルの生徒達に、

金メダリストが最初に教えること、

それは、意外にも、

諦めること。

出来ないものは出来ないと、

諦めることを教えるそうです。

なぜでしょう。

オリンピックで金メダルを目指すぐらいであれば、

その競技に恵まれた体格、骨格、素質が絶対的に必要で、

自分の持って生まれた素質を活かせない競技を、

どれだけ努力や根性、時間をかけて練習したとしても、

結果は素質のある選手には到底かなわない。

だから最初に諦めることを教えるのだそうです。

そして同時に、

自分の素質を発揮出来る競技で、

努力する大切さを教えるそうです。

どんな人も生まれ持った、

体型、骨格、性格、素質は違うもの。

誰ひとりとして同じ人間なんて、

当たり前ですがこの世にいません。

同じ様に練習したからといって、

同じ様な結果が出ない、同じ様に成功出来ないのは、

練習不足、努力不足、根性がない、自分に能力がない、

それだけではないのかも知れません。

あなたの素質を活かせる競技ではなかったのかもしれません。

誰にでも輝ける競技や成功出来る世界ってあると思うんです。

同じ様に結果が出ない同じ様に成功出来ないと、

自分を責めるのではなく、

それぞれが得意な世界を見つけて、

その世界でナンバー1を目指せるようになれたら、

もっとみんなが幸せになるんじゃないでしょうか。

誰かが良いって言う山の頂上を目指すより、

登りたい山を歩いていたらいつの間にか頂上にいた、

そんな人生観を持てるといいですね。